不動産と相続税について
相続税とは、不動産などの資産を所有していた人が亡くなった場合に、それを相続した人に課せられる税金のことです。多くの場合はもとの所有者の身内ですが、遺言により第三者に譲り渡されることもあります。この場合も、贈与税ではなく相続税が課せられることになります。しかし相続税は、支払わずに済むケースも多くあります。なぜなら基礎控除が非常に高額だからです。基礎控除額は、相続人1人あたり1000万円で、その合計金額に5000万円を加算した額となります。たとえば3人で相続する場合は、8000万円となるわけです。したがってこの場合、相続するのが8000万円以下なら、納税する必要はありません。また、不動産を手に入れた場合には、通常は不動産取得税が課税されますが、相続によって手に入れた場合には、課税対象にはなりません。