相続税と不動産について
相続税とは、遺産を相続したした時にかかる国税です。相続税には基礎控除があり、控除額は5000万円＋1000万円×法定相続人となります。その他にも配偶者控除や未成年控除などがあり、これらの控除を合算しても相続額が1円以上だった場合に税金が発生します。この相続額を算出するにあたって、不動産の場合には金額に換算する方法が定められています。すなわち、土地については路線価を用いて計算され、家屋については固定資産税評価額が用いられます。また、故人の居住地や事業を引き継ぐなどの場合には、一定の面積以下であれば税の減額措置も受けられます。相続税の申告や納税は故人が亡くなった日から10ヶ月以内にする必要があり、期限を過ぎると減税措置が受けられなくなるだけでなく、遅滞税がかかる場合もありますから、余裕を持っておこないましょう。